とあるIT企業のインフラエンジニア。プライベートでは開発もちょっとやります。
※本ブログの内容はすべて個人の見解であり、所属する企業とは関連ありません。
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【黒軸】Majestouch2のキースイッチ交換を初めてやってみた結果
2022/10/09
デバイス
お疲れ様です。
しらせです。
2012年に購入したキーボードがいまだに手元で現役です。
FILCO Majestouch2「FKBN108ML/JB2」。
「キーボードなんてどれも同じだろ?」
そう思っていた私の考えを根底から変えたキーボードです。
今回はそんなキーボードの一部のキーの調子が悪くなったのでキースイッチを交換してみました。
もくじ
交換パーツの注文
FILCOのキーボードを使っていて初めてチャタリングに遭遇しました。
バックスペースが反応しなかったり、かと思えば2,3回連続で入力されたり。
プログラミングやブログを書いている際にめちゃくちゃ困ります。
これまでにキースイッチの交換は経験が無く完全に初心者状態です。
ただ、何度かキーボードを分解掃除している際にハンダ付けされた箇所を目で見ていたので、交換作業自体はハンダごてが使えれば何とかなるかも?と思っていました。
ということでまずは交換部材であるキースイッチを発注します。
FILCOのオンラインショップでキースイッチを探しますが、、、
(参考)CHERRY MXスイッチ RGB茶軸 50個セットなどオンラインショップ検索結果 | ダイヤテック株式会社
https://www.diatec.co.jp/shop/list.php?s[]=100:1005:10240#srchctg
「黒軸が無い…?!」
10月4日に調べていた際には確かに黒軸は取り扱っておらず、サイレント黒軸だけがありました。
サイレント版?は聞いたことがありませんでしたが、もしかするともう黒軸は手に入らないのかも…。
そう思ってとりあえず調子の悪いバックスペース用だけ交換しようと10個入りを購入しました。
翌日
ええええええええええw
タイミング悪!!!
てか品切れだっただけかよ!
手元にもう到着しちゃったサイレント版黒軸もあるし、なんてこった。
いろいろ考えたんですが、今使っているキーボードも2代目とはいえ10年近く経つのであればキースイッチ全部交換しちゃえばいいかも?
ということで
黒軸を追加で100個購入しました!
108キーあるのでサイレント版10個は適当なキーに使いつつ、全体を黒軸100個で全交換!!
完璧な計算ですね。
キースイッチの交換
3連休初日。
天気は晴れですが部屋に籠ってキースイッチ交換始めます。
まずは裏のネジを3か所外します。
ラベルの裏には無いので真ん中は丸いシールの裏だけ注意です。
何か所かあるツメを外すと裏側に基盤が見えます。
矢印のネジは外さなくてもOKです。
事前に購入したハンダ吸い取り線で裏側の216個あるピン全てのハンダを吸い取ります。
吸い取っても微妙に残るハンダがめちゃくちゃ厄介です。
どうしてもハンダが残ってしまうスイッチについては、キースイッチのツメを2か所事前に奥に捻じ込んで潰しつつ、裏側から2か所同時にハンダごてで熱して外しました。
この時、無理に外そうとすると基盤側の穴側面についている銅製の導体が剥がれてしまいます。
最後にまたハンダ付けするのでそれほど心配はありませんが、裏のプリント基板側が剥がれないように注意です。
3時間くらいかけて全てのキースイッチを取りました。
よく見ると2つある穴のうち何個か銅色が無いものがありますね。
これが前述の導体が取れてしまったものですね。。
最後に新しいキースイッチをセットして裏側からハンダ付けします!
と、ここで、、、
ハンダ吸い取りで手間取ったせいか、1か所裏側の基盤も剥がれてました。。
Win_Rキーはもう使えないと思った方がいいな。。
なんやかんやあって、全部ハンダ付け終わりました。
ハンダ付けの作業が一番楽しいですね!
そしてやっぱりWin_Rキーのピンはハンダも付きません。。オワタ。
InsertとかDeleteとか矢印キーの10個をサイレント版黒軸にしました!
いい感じですね!
さっそくPCにつないでテストをしてみますが、、、
Deleteキーが無反応。。。?
裏側の接触を確認しますがハンダ付けも問題なさそうですし、試しにハンダを吸い取ってみますがピンも出ていました。
(ちょっと乗せ過ぎではありますが。)
Deleteぶっ壊れるのは死活問題という事もあり、祈る思いで余っていた黒軸に差し替えます。
交換を終えて再テストすると。
直った!
初期不良のサイレント黒軸だったっぽいです。
番号は、、606。なるほど。
そして死んだと思っていたWin_Rキーもなぜか微妙な接触が生きているのか使えましたw
これだけの大手術で1つも不具合出さなかったのは、我ながらすごいと思いましたね。
キーキャップも付け直して全て完了です!
交換を終えた感想
疲れた!!もうやらない!次は新しいものを買う!!
でもFILCOのキーボードは本当に長持ちしますね。
今回、一部のキースイッチがサイレント黒軸になっていますので、個人的に感じる黒軸との違いをまとめてみます。
- カタッという音は無くコトッっという感じ。
- キータイプの重さは黒軸と同じ。
- タイプの深さもあまり違いはないけど、若干コトッとなる分が浅く感じるかも。
お子さんが居たり、静かな環境で作業を必要とするケースではサイレント版が良いですね。
結果的に黒軸とサイレント黒軸はこんな配置になりました。
バックスペースのチャタリングも直ったし、サイレント黒軸も思ったほど悪くないです。
今後あとどれくらいこのキーボードが使えるか試してみます。
以上
おつかれさまでした。