とあるIT企業のインフラエンジニア。プライベートでは開発もちょっとやります。
※本ブログの内容はすべて個人の見解であり、所属する企業とは関連ありません。
2023/09/30 暫く更新停止中m
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【Azure】無料で始めるAzure(VM作成RHEL)
2022/07/18
IaaS
お疲れ様です。
しらせです。
前回初めてAzureを申し込んで利用を開始しました。
【Azure】無料で始めるAzure
今回は実際に無料枠を使ってVMを作成してみようと思います。
もくじ
必要なサービス
今回は試しにLinuxでVMを作ってみようと思います。
単純にVMを作るだけだと意味が無いので、インターネットからSSHでログインできるところまでを試します。
Azureにはいろいろなサービスがありますが、その中でも利用上どうしても必要なサービスがいくつかあります。
以下は今回私が操作した中で最低限必要だったものです。
- リソースグループ
- SSH キー
- 仮想ネットワーク(VNet)
- ネットワーク セキュリティ グループ
上記に加えてサブスクリプションのチェックも必要です!
基本設定
リソースグループ
まずは、マシンやらネットワークやらを格納する箱「リソースグループ」を作成します。
リソースグループはマシン・ネットワーク・設定などを丸っとひとまとめにして扱うことができるグループです。
リソースグループ単位でRBACが制御できるということからもその重要性が分かります。
めちゃくちゃ便利です。
そのリソースグループの使い方ですが、Microsoftも公式ドキュメントを出していますが、使い方は多種多様です。
以下のドキュメントが参考になりますが、今回は個人で使いますので1つのリソースグループに詰め込みます。
リソース グループの原則 - Azure Resource Manager での Azure リソースの管理と整理 - docs.microsoft.com
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/control-and-organize-with-azure-resource-manager/2-principles-of-resource-groups
リソースグループの作成は簡単です。
名前と紐づくリージョンを選択して作成するだけです。
SSH キー
VMに接続するための鍵ペアを作成・登録します。
マシン作成の手順の中でも作成はできますが、ごちゃごちゃするので事前に作成しておきます。
鍵が所属するリソースグループを指定したら、鍵の名前を入力します。
今回は新しいキーの組の生成を行います。
キーを作成したら、秘密鍵をダウンロードします。
これ以降はダウンロードできなくなりますので必ず保存をします!
仮想ネットワーク(VNet)
つづいてVMが接続するネットワークを作成します。
物理的なネットワーク機器を触るわけではないので、仮想ネットワークと言われています。
VNetが所属するリソースグループとその名前とリージョンを選択します。
VNetはアドレス空間の指定に加えて、そのアドレス空間の中でサブネットという形で定義ができます。
サブネットはVMが実際に接続するネットワークになりますので本当はちゃんと設計しないといけませんが、、一旦既定のdefaultのままにします。
何やら設定もできますがここでも既定。
ネットワーク セキュリティ グループ
続いてネットワークの接続のルールを設定します。
「ネットワーク セキュリティ グループ」(以下、NSG)というサービスを利用します。
NSGが所属するリソースグループと名前、リージョンを指定します。
NSGの作成は以上で完了ですが、設定をしておかないとインターネットからアクセスができません。
先ほど作成したNSGの設定を開き、受信セキュリティの規則から、自宅のネットワークからのアクセスを全許可しておきます。
現在の自宅のIPアドレスはこちらで確認できます!
ここまでで一旦基本的な準備は完了です。
これまでに全てでリソースグループが登場しました、先にリソースグループの命名ルールや使い方を決めておきたいですね。
VM作成
いよいよVMを作成していきます。
「Azure 仮想マシン」からマシンを作成していきます。
まずはマシンの基本設定です。リソースグループ、名前、リージョン、OSやサイズを指定します。
今回は無料枠を使いますが、Red Hat Enterprise Linux8.2が使えそうです。
マシンサイズはB1sです!
SSH キーも事前に作成したキーを指定します。
ディスクの設定ではStandard SSD(LRS)を使用します。
Premium SSDは高そうなので。
ネットワークの設定では事前に作成したVNetとサブネットを指定します。
プライベートIPアドレスは自動割り当てになります。
インターネットからアクセスもしたいのでパブリックIPも1つ新規にもらいます。
NSGも事前に作成していたものを使います。
続いて管理の設定ではブート診断だけ無効にしておきます。お金がかかるそう。
確認画面では1時間当たりのおよその料金が表示されます。
マシンの作成が完了しました。
早速Teratermから繋いでみます。
SSH キーで作成した秘密鍵を使ってログインしてみます。
確かにRHELで起動した!
直接ネットワークインターフェースにパブリックIPが付いているわけではないんですね。この辺はEC2と似てる。
ここまでやって作成されたオブジェクトの一覧です。
ネットワークウォッチャー?というサービスやネットワークインターフェースなどの一部が自動作成されています。
だいぶ簡単に使うことはできましたね。
「VNetとネットワークインターフェースとNSGの位置関係が分からん!」
という方のために便利なビューがあります。
作成したVNetの設定画面に移動して「概要」から「トポロジ」を開くと以下のような画面が見えます。
「マシンとネットワーク設定の依存関係が分からん!」
という方のためにも便利なビューがあります。
マシンに自動付与されたネットワークインターフェースの設定を開いたら「監視」から「分析情報」を参照すると以下のような画面が見えます。
マシンに接続されたネットワークインターフェースとNSGそしてパブリックIPの紐づきが見えます!
料金
「こうなってくると気になるのはお値段ですよね?」
一番恐れているのは無料枠「外」から知らず知らずにチャリンチャリンされることです。
サブスクリプションの「概要」から「利用状況別の上位無料サービス」が確認できます。
想定された通りにマシンが使えている!!
ただRHELは高いのでこの辺で利用は止めておきます。
使うならUbuntuとかですね。一旦マシン周りの操作はこれくらいにします。
以上
おつかれさまでした。