とあるIT企業のインフラエンジニア。プライベートでは開発もちょっとやります。
※本ブログの内容はすべて個人の見解であり、所属する企業とは関連ありません。
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【AWS】EC2の東京リージョンMacインスタンスの後片付け
2021/11/28
IaaS
お疲れ様です。
しらせです。
前回、実際にEC2でMacインスタンスを起動してマインクラフトマルチサーバーを立てて一人で遊ぶところまでをやりました。
【AWS】EC2の東京リージョンMacインスタンスを使ってみた
【AWS】EC2の東京リージョンMacインスタンスを試す(ための心の準備)
今回は、遊んだら片付けるという子どもでもできることをやっていきたいと思います。
Dedicated Hosts(以下、専有ホスト)であるということと、Macインスタンスは時間料金が高いということで確実に止めにかかります。
もくじ
インスタンスの削除
通常、オンデマンドインスタンスであれば実行中のインスタンスを終了することで停止になります。
一方で専有ホスト扱いのEC2環境のMacインスタンスは、インスタンスの終了に加えて専有ホスト自体のリリースも必要です。
まずは試しに専有ホストをいきなり止めてみます。
「専有ホスト」から稼働しているホストを選択して「アクション」から「ホストのリリース」をクリックします。
当たり前ですが、インスタンスが紐づいて動いているので止めることができません。
先にインスタンスの終了を進めていきます。
1つ1つの動作を見たかったので「インタンスの停止」→「インスタンスの終了」の順にやっていきます。
インスタンスに移動して実行されているmac1.metalインスタンスを停止します。
停止状態に移行しました。この処理は時間が掛かる様子です。
専有ホストの方に戻ると、状態が「Available」から「Pending」に変化しました。
この状態になるとインスタンス側の処理が終わるまで操作ができなくなり、もちろんまだホストのリリースもできません。
しばらくしてインスタンスが停止しました。
私の環境では10分ちょっとかかりました。
停止したインスタンスにはまだ60GBのEBSがアタッチされています。
これも恐らくインスタンスを終了すると消えるはず。
インスタンスのステータスチェックも停止済みになりました。
インスタンス自体のステータス、ステータスチェック、専有ホストの状態、の3つは稼働状態を知るために重要でした。
インスタンスを終了させます。
この操作でインスタンス自体は完全に破棄されて使えなくなります。データが残っている場合は事前に退避が必要です。
「終了 インスタンス?」
シャットダウン中のステータスを経て1分足らずで終了済みになりました。
アタッチされていたEBSも消えています。
専有ホストの方に戻ってみると、状態は「Pending」ですが実行中のインスタンスが消えました。
インスタンスの終了は以上で完了です。
専有ホストの削除
続いて最初に作成した専有ホストを削除します。
Macインスタンスはこの専有ホストでの課金になるとの事ですので、インスタンスを消して満足したらアウトですね。
専有ホストに移動して対象のホストを開いたら「アクション」から「ホストのリリース」をクリックします。
確認画面で対象の専有ホストであることを確認したら「リリース」をクリックします。
リリース操作が終わりました。
即時に状態がReleasedに移行しました。
最後に、個別に作成していたセキュリティグループを消しました。
AWSの公式ドキュメント的にみてもこれで課金は停止されるはず!
(参考)Dedicated Hosts の操作 - docs.aws.amazon.com
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/how-dedicated-hosts-work.html
料金の確認
そうなるとやっぱり気になるのはお値段ですよね?
今回Macインスタンス用に専有ホストを保持していた時間は約41時間30分*です。
*専有ホストの作成からRelease状態への移行までの期間
東京リージョンのmac1インスタンスの1時間当たりの料金は約1.399($)/時です。
為替を115円/ドル(2021/11)で考慮して計算すると、、、
41.5(時間) x 1.399($) x 115(円) = 6676.7円
1万円以内に収めた!
明細はこんな感じです。想定時間分が出ておらず現時点で30時間です。
そしてEBSの60GB分がどこにもないですね?なぜだろう。
2日弱のMac体験を6,000円ちょっとで簡単に体験出来るのは嬉しいかも!
しかも最新のMontereyを使えたし満足!
ハマりポイント
私が体験したハマりポイントを2つほどまとめます。
普通にインスタンスからMac起動すればええんやろ?
違います。
インスタンス画面からもmac1を選択できますが、専有ホストが無いとエラーになります。
専有ホストを作成してから専有ホスト側の画面でインスタンスを作成する必要があります。
Mac上でシステム終了したらEC2のステータスが物故割れた
VNCでMacにログインしてからMacをシャットダウンすると、時間差があるのかEC2側のステータスが微妙な感じになりますね。
VNCもSSHも繋がらない(OSは落ちてる)。
でもEC2上のインスタンスのステータスは実行中。
でもステータスチェックは2つとも失敗。
専有ホストもPending状態。
20分程まっても変化なし。
インスタンスを再開しようとしてもエラーがでる。。。詰んだ。。
焦りながらWebを漁っていると発火後忘失さんのブログに書かれた注意点を発見して落ち着きを取り戻しました。
(参考)AWS EC2 の Mac インスタンスを試してみた - yukihane.github.io
https://yukihane.github.io/blog/202105/16/aws-mac/
今は何をやっても無駄だろう。
ということで夜中2時過ぎに寝て朝起きてから考えることにしました。
翌朝、起きたらインスタンスは停止済みになっており、インスタンスの起動ができる状態になりました。
Mac上でのシャットダウンは微妙ですね。
単に運悪く時間が掛かっただけの可能性もありますが、、、EC2のコンソールからインスタンスの停止が良いかもしれませんね。
後片付けは以上で終了です。
専有ホストの操作自体が初めてだったので不安が多くありましたが、実際に触ってみることで分かることが多いですね。
以上
おつかれさまでした。