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IT FukuSanButsu Blog

社内インフラエンジニアの自宅からはじまるIT
自宅のPCに向き合いながら気づいたことや個人的な知見をまとめています


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しらせ(HN)
とあるIT企業のインフラエンジニア。プライベートでは開発もちょっとやります。
※本ブログの内容はすべて個人の見解であり、所属する企業とは関連ありません。
2023/09/30 暫く更新停止中m
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【インフラ】サポートが終了するということ

2020/01/19
2021/06/01

インフラ


お疲れ様です。
しらせです。

先週、1月14日をもってWindows7の延長サポートが正式に終了となりました。
企業ではWindows10へ移行するために夜遅くまで事務所のパソコンのアップグレード作業に勤しんでいたのではないでしょうか。

「まだ動くのになぜ替えなきゃいけないのか?」
「壊れてもいないのになぜ投資をする。」

そんなことを上から言わてないでしょうか。
メーカーのサポートが終わると何が困るのか。壊れてもいないのになぜ投資をしないといけないのか。
インフラエンジニアの視点でまとめてみます。

もくじ

製品のサポートとは?

私生活の身近な所でも製品のサポートはあります。※以下、語弊があるかもしれません。

例えば電化製品は、メーカーの1年(ものによってはそれ以上)の保証が付いていたり、家電量販店で買えば延長サポートが有償で受けられたりします。
保証の範囲内であれば故障による交換や不具合によるメンテナンスをやってもらえるようなサポートが付いています。

パソコンやサーバーなどの所謂ハードウェアも同様で、ほとんどの場合がパーツ交換で修理が完了します。
この場合、パーツの交換保証という形でサポートを受けることになります。

サポートは、ハードウェアだけでなく今話題のWindows7のようなソフトウェアにもありますがややイメージが異なります。

Windows7/10(オペレーティングシステム)やMicrosoft Excel/Wordと言ったインストールして使う形で提供されているソフトウェアについては基本的に物理的なパーツがありません。
この場合は、発売時には判明していなかった不具合の修正や、機能の追加・改修などが主なサポート内容になります。

ハードウェアのサポート終了は、パーツ交換が受けられなくなることを、
ソフトウェアのサポート終了は、上記のような不具合の修正などの提供が受けられなくなることを意味しています。

サポートが無いと困ること

10年使っている自宅の洗濯機が壊れたとしたら何が困るでしょうか?
もちろん、洗濯はしばらくできなくなりますが近くのコインランドリーに行いけば良いかもしれません。
10年も使っているのでサポートも何も無いし耐用年数を迎えたと思って次の週末にでも新しく買いに行けば良いかもしれません。

一方で、企業で使っているハードウェアが同じ状況になったとしたらそうはいきません。


重要なデータを保管しているファイルサーバのハードディスクが1つ壊れてしまった。
2重化しているので一応データは残っているが、10年以上動いているためもう1つのハードディスクもいつ壊れてもおかしくない。

インフラエンジニアとしてこんな状況は絶対に避けたいところです。。。
バックアップすら無いのであれば、かなり致命的な状態ですね。
ディスクが壊れていることにすら気づいていない場合もありますね。

こんな時は、すぐにパーツ交換をしてまたデータが2重化された状態に戻すか、別のハードウェアにデータを救出する必要があります。

上記の例では10年以上稼働してしまっているため容易にパーツ交換サポートは受けられなそうです。
別の新しいファイルサーバを用意してデータを救出しようにも、その環境を準備をしているうちにもファイルサーバはデータ消失のリスクを背負ったまま稼働することになります。

上記のような状態にならないためには最低でも、
「サーバの耐用年数は5年で見積もって入れ替えを行い、パーツ交換が可能な保守サポートを必ず利用する。」
というところでしょうか。

最近では10年以上の保守サポートを取り扱っているメーカーも出ていますが、データが増え続ける現代で10年後も同じサーバで動かし続けることはほぼないのではないかと思います。
経験上これまでに数百台のサーバを見てきましたが、5年を迎える頃にはサーバ自体がかなり痛んできます。
冗長化しているディスクは毎週のように壊れ、データの再構成をしているうちに別のディスクが壊れたこともあります。

保守サポートを上手に利用しつつ、古くなってサポートが受けられないことがないように定期的に見直しをしていきましょう。


一方でソフトウェアのサポートに関してですが、こちらはハードウェアとは対照的です。

ハードウェアのように「使えなくなる」「データが消える」のようなリスクとは逆で、今までできないとされていたことが「できるようになってしまう」や「データが漏れる」などのリスクに繋がります。

サポートが終了となったソフトウェアについては、バグや不具合といった利用上の問題が発生してもメーカー側で修正版の提供が行われなくなります。
昨年、平成から令和に変わったときのような元号変更による機微な修正はもちろん、これまでに見つかっていなかった不具合を利用したウイルスや攻撃にも脆弱になります。

サポートが終了となったソフトウェアを利用するということは、万が一、PCやサーバーを乗っ取ることができるような致命的な不具合が見つかった場合でも、企業はサーバの停止や破壊、データの漏洩といったあらゆるリスクを負うことになります。

今回はWindows7がサポート終了となりましたが、現在乗り換えが進んでいるWindows10は利用しているバージョンとリリースされた月(3月or9月)によってサポートの終了日が異なります。

情報システム部門・総務部門の皆様引き続きご対応を頑張ってください。

(参考)
Windows ライフサイクルのファクト シート
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

Windows 7 のサポートは 2020 年 1 月 14 日で終了しました
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281/windows-7-support-ended-on-january-14-2020

まとめ

ハードウェアのサポートが無いと・・・
1.サーバーが止まって業務が止まってしまうリスクがあるよ
2.データが消えたりするリスクが増えるよ
3.少なくとも5年のスパンで入れ替えなりを検討すると良いと

ソフトウェアのサポートが終わると・・・
1.バグや不具合の修正がされなくなりますよ
2.サーバの停止や破壊、データの漏洩などのセキュリティリスクを負うことになるよ
3.最新のソフトウェアが出ているのであれば乗り換え、さらにそのサポート終了時期も注意していきましょう

以上
おつかれさまでした。



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