とあるIT企業のインフラエンジニア。プライベートでは開発もちょっとやります。
※本ブログの内容はすべて個人の見解であり、所属する企業とは関連ありません。
2023/09/30 暫く更新停止中m
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【Box】Box認定プロフェッショナル試験を受験してみた
2024/05/27
Box
お疲れ様です。
しらせです。
皆さんはファイルコラボレーションツールの「Box」をご存じでしょうか。
私は仕事柄、今から10年前の2014年にはクラウドストレージの黎明期ということもあって候補を比較・検証するくらい慣れ親しんでいて、まさに今でも公私を問わずめちゃくちゃ使っています。
正直なところBoxに関してはかなり広く深い範囲の知見があると思っていて、そこらのコンサルよりいいアドバイスができる気はしていました。
そんなBoxに関してかれこれ10年目の付き合いということもあって自分自身のスキルを証明したくなりました。
今回はBox社認定の試験「Box認定プロフェッショナル試験」を受験しましたのでレビューします。
もくじ
Box認定プロフェッショナル試験とは?
さすがに「Boxとは?」と書き始めるまでもないと思いますが、知らない方は以下のサイトやWebで検索してみてください。
Box — セキュアなクラウドコンテンツ管理、ワークフロー、コラボレーション
Box認定プロフェッショナル試験について
Box認定プロフェッショナル試験は、Boxを活用し、業務を最適化するための十分な知識を身につけていることを証明することを目的とした認定試験です。
詳細は以下のBox SUPPORTから確認ができます。
Box認定プロフェッショナル試験 – Box Support
対象者
Box認定プロフェッショナル認定試験の対象者は以下の方となっています。
私は今回はプライベートでの参加になりますので事前に「Box管理者向け基本コース(201)」を受講完了しています。
- Box管理者、共同管理者、または導入担当者の方。
- Box管理者向け基本コース(201) 受講済み、もしくは同等の知識をお持ちの方。
料金と支払い
- 1回あたり$100.00 ※4回まで再受講可能。為替注意。
- クレジットカード支払いのみ
受験形式
- 受験方法:Web試験
- 言語:英語、日本語
2024年5月時点で、Box認定プロフェッショナル認定試験は3種類ありそうです。
私が受験したのは日本語対応された2021年版です。本当は最新版を受けたかったです。
◆2021年版(v1)
Box Certified Professional 試験(2021年度版、日本語) → 日本語、英語
2021 Box Certified Professional Exam → 英語のみ
◆2023年版(v4)
Box Certified Professional Exam → 英語のみ
試験形式
- 設問数:60問
- 回答式:選択式 ※4~5択
- 合格基準:75% ※45問以上
1回の受験で1.5万円ほど。4回まで再受験可能。支払いはクレジットカードのみというのが注意ですね。
申し込み
申し込みの前に「Box University」アカウントが必要です。
以下のページからBoxUniversityアカウントを事前に作成しておきます。
普段使っているアカウントと同じメールアドレスを使うとよい。
Realize your potential: Box University
続いて、そのままBoxUniversityアカウントで試験を購入します。
プランのURLに移動して決済を行いますが、特に迷うところはなく決済まで進められると思います。
決済が終わると試験の詳細ページに戻ってすぐに受験ができる状態になっています。
「Launch Test」をクリックすると開始するかどうかの確認ページを挟んですぐに開始できます。
ただ、そのまま受験をしてしまうと絶対に爆死するのでかならず予習をします。
次章へ。
受験と結果
まず、公式に記載されているとおり実施しておいたほうが良いカリキュラムは何度もやっておいたほうが良いです。
管理者向けということは設定がメインなのでは?と思うかも知れません。
違うんです。
あくまでも業務プロセスをBoxに変えていくことで価値を見出して成果につなげるところを重視しています。
テクニカルだけじゃなくてその会社を良くしていく。そこにフォーカスされています。
絶対に見ておいたほうがいいもの
- Box管理者向け基本コース(201)
Box管理者の基礎的な知識を習得します。企業内で管理者業務を担当する方の受講をおすすめします。 - 1. 業務プロセスの最適化 — ユースケースを考える
このトレーニングはBoxで業務効率をアップするためには、どのような業務プロセスをBoxに置き換えるべきか、ユースケースを考慮する方法を学びます。(所要時間:25分) - 2. 業務プロセスの変換
ここでは業務プロセスを移行する先となるフォルダ構成を考えます。 - 3. Boxエコシステム統合
このコースでは、各種クラウドパートナーのエコシステムにおけるBoxの位置付けと、効果について学びます。 - 4. 管理コンソールのベストプラクティス
このコースでは、管理コンソールの主な設定を取り上げ、ベストプラクティスについて学びます。(所要時間:20分) - 5. チェンジマネジメント
このコースではチェンジネットワークを構築し、コミュニケーションとトレーニングを通じてBoxの定着を促す方法を学びます。(所要時間:20分)
1/4回目
時間を目いっぱい使いました。脳が疲れました。
夜中から始めてしまったのが失敗です。
結果:不合格
72%正答。惜しいな。43/60ってことはあと2問でPassだったのか。
2/4回目
間違ったところがどこか?が見直しができません。
システム的に1回目の結果は表示されないかも?ということで何が悪かったのかモヤモヤしつつ、資料を読み返してあやふやな設問を中心に見直して再挑戦。
夜中というか朝日が上がって4時になってます。
結果:不合格
67%正答。
え、下がってる。渾身の回答もミスった?!焦りました。
ただ今回はなぜか正誤結果が表示されました。
でもこれはとても嬉しい。間違いをした設問が分かる。
設問と回答に微妙に意味が違ったりするのでしょう。間違った問題は次回は注意深く考えるようにします。
3/4回目
持ち込み可の試験ということもあり、最適化資料を片手に考えられそうな個所を自分なりに読み解きながら回答してみました。
これで不合格だと後がないという恐怖も少し。
流石に眠すぎたので時間をずらしました。
結果:合格
87%正答。
めちゃくちゃ嬉しい。満点のセクションもある。
それでも8問ミスっているというのはかなりシビアだ。
これは最悪2回目受験も覚悟していましたが、なんとか無事合格できてCompleteになりました。
まとめ
受験してみた感想です。
試験を通してより理解が深まった気がしました。
技術や知識に特化しているものではないので、業務変革を意識している人向けという内容に感じます。
- 技術・知識だけじゃない
上でも書いたとおりBoxをどうやって業務に適用していくかが重要。
体系的にまとまっている良い試験でした。 - 最新版を受けたかった
内容が少し古い個所がある気がします。でも9割以上今でも使えそうな内容でした。
英語だと表現の違いで絶対にミスると思ったので仕方なしです。 - 1,2問よく分からない設問も
翻訳の関係なのか、どこにそんな情報があるのかとめちゃくちゃ調べて悩んだ問題もありました。
情報が2021年ということでWebで調べても出てこないんですよね。その点苦労しました。
その他のFAQは以下にあります。
Box認定に関するFAQ (よく寄せられる質問) – Box Support
最新版が日本語で受験できるようになったらまた是非受けてみたいと思います。
以上
おつかれさまでした。